人工授精とは何ですか
医師が排卵時間を推測し、処理した活動力の良い精子を直接子宮内に注入する治療方法です。
人工授精は私に適していますか
対象者:34歳以下で、少なくとも片側の卵管の通りが良好な方
妊娠率:20-30%
治療時間:3-6か月卵管造影検査
月経周期排卵誘発期黄体ホルモン補充期
超音波検査排卵誘発薬の使用または排卵誘発剤の注射を開始超音波検査、ホルモン超音波検査超音波検査、排卵促進剤を注射精子を子宮内に注入黄体ホルモン剤を補充妊娠判定
24超音波
指定の時間に再診し、経腟超音波検査で確認した卵胞の数により、注射と薬剤の量を決定します。
2-4排卵誘発薬の使用または排卵誘発剤の注射を開始
排卵誘発
卵胞刺激ホルモン(rFSH)とその他のホルモンの刺激により小さい卵胞の成長速度を調整し、成熟卵子の数を増やし、妊娠率を上げます。
排卵誘発剤(rFSH)
短時間型Puregon ピュレゴン 短時間型Gonal-F ゴナールエフ

排卵誘発剤と排卵
排卵誘発剤は卵胞の成長に必要な養分(卵胞刺激ホルモン)を供給します。医師が卵巣の状況に最も適した排卵誘発剤とその量を決定します。
8超音波、ホルモン
指定の時間に再診し、ホルモンの数値及び経腟超音波検査により卵胞の大きさを測定し、排卵誘発剤による刺激後の卵胞の成長状況及び速度を確認します。
10超音波検査
経膣超音波検査では中くらい、または大きい卵胞の有無が確認できます。(卵胞径>14mmは中くらいで、卵胞径>17mmは大きいです)
12超音波、排卵促進剤の注射
排卵促進剤
卵胞の大きさにより、特定の時間に排卵促進剤を注射します(約36-40時間内に排卵します)
r-hCG
LHサージ誘起Ovidrel オビドレル
14精子を子宮内に注入
注入当日に精液検体を準備します。(当院まで60分以内であれば自宅での採取も可能です。60分以上かかる場合は当院での採取をお願いします。)実験室で遠心処理した活動力のいい精液を子宮に注入します。
精液の処理には、どんな方法がありますか
注入後の休息
注入した後は、精子が子宮に向かいやすいようお尻の下に枕を敷き、30分程度横になります。
1431黄体ホルモン補充剤
黄体ホルモン補充期
医師の指示により、15日間黄体ホルモン剤を補充します。(子宮内膜を安定させます)薬を服用している間は月経がありません。真っ赤な出血がある場合は、すぐに本院あるいはお近くの婦人科を受診してください。
黄体ホルモン
(飲み薬、膣坐薬)
アスピリン
子宮内膜を安定させるUtrogeston ウトロゲスタン 血液循環を促進するBokey ボキー
31妊娠判定
妊娠判定β-HCG test
薬を服用し3日後に生理が来なければ、再診し妊娠判定を行ってください。生理が来た場合、今回は妊娠していません。
人工授精の費用はいくらですか
治療方法 費用(米ドル)
排卵促進剤/超音波/血液ホルモン検査 $300-$1000
精子処理と移植 $300-$365
黄体ホルモン剤 $15-$100
費用は当日のレートにより計算いたします
よくあるご質問
コウノトリ生殖医療センター
公式サイト
https://jp.icryobank.com/
会員登録 https://jp.icryobank.com/page/start-cure?dialog=new
台北院
台北市中山區樂群二路189號
新竹院
新竹市忠孝路80號
電話でのご連絡はこちら
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診療時間内のご連絡をお待ちしております
精子の取り扱い方
洗浄濃縮法(Spermwash) 精液と精子洗浄液を合わせ遠心分離を行い、異物を除去する方法です。
精子の活動力と数のどちらも不足している場合は、この簡単な洗浄方法を採用します。
密度勾配遠心法(Gradient) 生きている精子と死んでいる精子の重さの違いで分離する方法です。
この方法で活動力の良い精子を集めることができます。
スイムアップ法(Swim-up) 活動力の良い精子は上まで泳ぐ特性があるため、
この方法により活動力の良い精子を集めます。
よくあるご質問
3~6か月治療を行っても妊娠しない場合は、どうすれば良いですか
人工授精は最も適した時間(排卵日)に活動力の良い精子を子宮内に注入する方法です。簡単ですが科学的ではありません。
卵巣の機能低下や子宮内の環境に異常があるなど、複雑な原因で妊娠しない場合は人工授精による妊娠は困難です。
人工授精を3-6か月行っても妊娠しない方は、卵巣機能検査や卵管検査を受けてからその他の治療方法を行うことをお勧めします。
自分で注射ができない場合はどうすれば良いですか
  1. 診療時間内に来院される場合、本院の看護師が注射を行います。
  2. また、本院と提携している医療機関に処方箋を持参し、注射を受けることができます。
人工授精には、どんなリスクがありますか
  1. 人工授精の治療は、いくつの卵子が受精して着床するかが確認できないため、多胎児のリスクがあります。
  2. 人工授精の治療は卵胞に刺激を与え成長を促すため、排卵誘発剤の注射が必要です。体内のホルモン濃度が高くなり、卵巣刺激過剰症候群を引き起こすリスクがあります。治療過程において、医師が刺激により成長した卵胞の数を基に判断し、体外受精への変更を提案する可能性もあります。
卵巣刺激過剰症候群
排卵誘発剤の注射に伴い多数の卵胞が発育することにより、体内のホルモンの濃度が変わると血管透過性も変わります。
軽症の場合は腹痛、下腹部の圧迫感、手足の痺れ、頻尿乏尿などを引き起こします。
重症の場合は腹水、胸水を引き起こします。
上記の症状があれば、すぐに当院にご連絡ください。
黄体ホルモン剤を服用している期間に出血したら、どうすれば良いですか。
出血量 少量 500円玉より小さい 500円玉より大きい
処置 医師の指示に従い服薬してください。 黄体ホルモン剤(通常の分量外)を服薬し、1‐2時間休んでから、出血状況を観察してください。 緊急用の薬剤を使用してください。(黄体ホルモン剤の服用は継続し、更に緊急用の薬剤を使用してください。)
緊急用の薬剤 すぐに Progesterone 25mg を2本注射+止血用のカプセルを2つ服用してください。翌日、必ず当院を受診するか、或いはお近くの医療機関を受診してください。翌日が週末の場合は、朝昼晩の食後に止血用のカプセルを2つ続けて服用し、月曜日に受診してください。

受診予約番号:+886-3-5733355#1207
緊急ホットライン:+886-9-88622692(08:00-24:00)