慢性子宮内膜炎分析検査(Analysis of Infectious Chronic Endometritis, ALICE)とは何ですか
次世代シーケンサー(NGS)で子宮内膜炎を引き起こす8種類の細菌を検査し、医師が特定の抗生物質やプロバイオティクスでの治療を行います。
- Enterobacteriaceae
- Escherichia
- Klebsiella
- Chlamydia
- Mycoplasma
- Neisseria
- Ureaplasma
- Enterococcus
- Streptococcus
- Staphylococcus
どうしてこの検査を受ける必要がありますか
子宮内膜炎症は不妊の原因の一つです。多くの場合、顕著な症状がありません。一般的な検査方法では原因となる細菌の種類を特定することは困難です。通常は抗生物質での治療を行います。
※子宮内膜炎症は、不妊症の方の約30%に見られ、習慣流産や着床失敗の経験がある方では66%に達します。
対象者:
※子宮内膜炎症は、不妊症の方の約30%に見られ、習慣流産や着床失敗の経験がある方では66%に達します。
対象者:
- 人工授精を受けて成功しなかった方
- 早期流産の経験がある方
- 子宮内膜症と診断され、治療を希望されている方(ALICEはEMMAの検査項目を含んでいません)
いつこの検査が受けられますか
個々の状況により医師が最も適した時期を提案します。通常は生理の15-25日目に検査を行います。また、この周期は移植ができません。
検査の流れを教えてください。
検査は麻酔の必要がありません。医師が細く柔らかいチューブを膣から子宮に入れ、子宮内膜の組織を採取します。検査時に不快感、検査後に少量出血する場合もありますが、これは正常な現象ですのでご安心ください。検査結果は、約21日(営業日)後に出ます。