卵子の在庫量の指標とは何ですか。
女性の卵子数は生まれた時から決まっています。青春期になると、年齢とともに卵子の数が減ります。卵子の在庫量検査により、卵巣機能が確認でき、今後の治療に役立てることができます。
卵子量の2つの指標:
AMHと卵巣年齢の関係:
下垂体で分泌され、卵胞の成長に必要なホルモンの一つです。卵胞の成熟を促します。
生理の2-4日目に採血検査で「卵子量」の確認ができます。但し2-3回の検査結果をもとに判断したほうが確実です。もしFSH>10mIU/mLなら、卵巣機能が明らかに低下しています。(注意:卵巣の手術をした経験がある方や子宮内膜症がある方は、FSHの数値は参考になりません。)
卵子量の2つの指標:
抗ミュラー管ホルモン(AMH)
卵胞から分泌されたホルモンであり、卵子の数と共に減少します。これは卵子在庫量を確認するために最も重要な指標です。
AMH | < 0.8 | 0.8-2 | 2-6 | > 6 |
卵子量 | 不足 | 豊富 | ||
排卵数 | < 2個 | < 4個 | 4-10個 | > 10個 |
卵胞刺激ホルモン (FSH)
生理の2-4日目に採血検査で「卵子量」の確認ができます。但し2-3回の検査結果をもとに判断したほうが確実です。もしFSH>10mIU/mLなら、卵巣機能が明らかに低下しています。(注意:卵巣の手術をした経験がある方や子宮内膜症がある方は、FSHの数値は参考になりません。)
FSH mIU/ml | < 8 | 8~10 | 10~12 | 12~25 | > 25 |
卵子量 | 豊富 | 軽度低下 | 中度低下 | 重度低下 | 閉経間近 |
排卵数 | > 10個 | 10 ± 2個 | < 8個 | < 5個 | 0~1個 |
いつこの検査が受けられますか
生理の2-4日目に検査を行います。内分泌機能の検査も同時に受けることができます
検査の流れを教えてください
採血で検査ができます。