まず、自分の卵巣時計について知り、将来の出産計画を立てましょう
採血と経腟超音波により本当の卵巣年齢を知ることができます:
指標1-血液ホルモンAMH
AMH(ng/ml) | >6 | 4 | 3 | 2 | 1 |
卵巣年齢 | <25歳 | 35歳 | 38歳 | 40歳 | >43歳 |
備考:卵巣年齢と実際の年齢が一致していないことがあります。
指標2-血液ホルモンFSH
FSH(mlU/mL) | <8 | 8~12 | >12 |
卵巣機能 | 良好 | 明らかに 衰退 |
ひどく衰退 |
備考:生理の初日から3日目以外に検査を行った場合は正確な数値がでません。
指標3-卵胞数
小さい卵胞 | ≤5 | >5 |
反応 | 悪い | 良好 |
検査は10分で終了します。一般的に麻酔を行わないため絶食する必要がありません。
内診を受けていない方は、腹部の超音波による検査を行います。
治療開始 再診し卵胞の発育状況を確認 再診し卵胞の発育状況を確認 排卵促進剤を注射 採卵/凍結
3卵胞発育を刺激するためによく使われる薬
8再診し卵胞発育を確認
血液検査: ホルモンが正常範囲内であるかを確認します。
超音波:卵胞の発育を確認します。
※超音波と血液検査の結果により、医師が薬と治療方法を調整することがあります。
使用する可能性があるお薬
12治療中、最も重要な注射
14採卵/凍結
MIIのみ受精能力/凍結する価値があります。
超音波に取り付けた採卵針を用いて卵胞の中の卵子を吸い取ります。
卵丘卵子複合体により、I~IIIに分けます。 酵素で卵丘細胞を取り除き観察します。MIIのみ受精能力/凍結する価値があります。
ガラス化卵子凍結について
エストロゲン、アスピリンの服用開始 子宮内膜の厚さを測定 黄体ホルモンの服用開始 凍結卵子の融解 胚盤胞の移植 胚盤胞着床
4エストロゲン、アスピリンの服用開始
生理の4、5日目から、エストロゲン、アスピリンを服用します。
エストロゲン | |
内膜を厚くする
Premarin プレマリン
Estrade エストレード
|
アスピリン |
血液循環を促進する Tapal-100 安心 |
1113子宮内膜の厚さを測定
生理の11-13日目に超音波で測定します。 子宮内膜:>0.7 cmであれば、凍結卵子の融解受精ができます。
13黄体ホルモンの服用開始
子宮内膜を黄体化させます。着床の窓が開いていれば、胚盤胞を受け入れる準備ができています。
1319凍結卵子融解、胚培養
1生理の13-15日目に凍結卵子を融解し受精させます。
同時に黄体ホルモンの服用を開始し、3~5日培養した胚を新鮮移植します。
同時に黄体ホルモンの服用を開始し、3~5日培養した胚を新鮮移植します。
1719胚盤胞の移植
1931胚盤胞着床
妊娠判定の日まで黄体ホルモン、エストロゲン、アスピリンを服用し続けます。
卵子凍結のメリット
コウノトリの統計資料による各年齢層の体外受精の成功率及び費用
<35歳 体外受精 |
36~40歳 体外受精 |
>41歳 体外受精 |
||
平均妊娠率 | 60% | 50% | 33% | |
平均出産率 | 39% | 27% | 17% | |
平均採卵数 | 1回 | 2回 | 8回 | |
平均費用(総額) | $7350 | $14700 | $59000 | |
結 | 出産可能な子どもの数 | 2人 | 1人 | 0~1人 |
果 | 1人出産するのに必要な費用の平均 | $3700 | $14700 | $59000 |
*費用は当日のレートにより計算いたします
卵子年齢が若ければ若いほど妊娠率が高くなります。
将来体外受精を受けるなら、若いうちに卵子凍結を行ったほうがいいと言えます。
将来体外受精を受けるなら、若いうちに卵子凍結を行ったほうがいいと言えます。
卵子凍結の成績
2012年にコウノトリが台湾生殖医学会で発表した融解成績:
凍結卵子と新鮮卵子の胚盤胞発育と着床能力の比較(受精率、3日目の良い胚盤胞率、妊娠率、着床率)
凍結卵子と新鮮卵子の胚盤胞発育と着床能力の比較(受精率、3日目の良い胚盤胞率、妊娠率、着床率)
凍結卵子と新鮮卵子の受精率、3日目の良い胚盤胞率、妊娠率、着床率には差がありません。
卵子凍結技術が進歩したことにより、体外受精の治療日程が調整しやすくなったばかりでなく、
独身女性が将来の出産計画のために卵子を凍結保存することも可能になりました。
独身女性が将来の出産計画のために卵子を凍結保存することも可能になりました。